欲求について

自分でも良くわからないのが“欲”です。

今まで書いてきた文章では欲は否定的に形になってしまいましたが本来“欲”は生存に不可欠なものです。

おおまかに分類してみると

肉体的)

生命維持するための欲求;食欲、睡眠欲、環境(衣食住)に対する欲求

本能的な欲求;性欲、愛(情)欲、肉体的快感欲(飲食や感覚的快楽など)

精神的)

支配的欲求;権力、お金など他人より特権をもちたいと思う欲求、

認知欲;立場、役職など他人から認めてもらいたいという欲求、名誉など

欲は当初は自己保存的なことに働きます。生存的安全が保障されると環境的、肉体的な快感を求めていきます。

そして他人や社会に対して安全な関係を求め、自分の立場をより安定させようとします。

さらに強固しようとすると出来るだけ他者より有利な立場と望むようになります。

欲は苦の原因とされますが生きる上では必要なものです。

努力して自分や周りをよくしていこうと思うのも欲です。

大欲という語が仏教でもあります。

欲も使う方向性によって良し悪しが変化します。

では何が違うのか?

全ての起因は自らの“思い”です。

その“思い”は自分にとって何なのか行動を行う前に思いを“知る”ことです。

そして大切なことは自分について何が行いたいのか”考える“ことと思います。