私達は幼少のころから周囲によってさまざまな思考パターンを植え付けられます。
土地柄や習慣、宗教などにより周囲の大人たちから“こうあるべき”という考え方を強要されます。
逆らうことは罪や罰として認識を与えていきます。
「あなたがこうだから悪いの」
他人と違う考えをもつことは理由もなく“否定”されることがあります。
“否定”は生きることに対し非常に恐怖感を植え付けてしまいます。
マイナスのエネルギーは必ず“力”の弱い方に向かいます。
最終的に周囲で一番、力が弱く優しい人が犠牲になります。
実は“言う側”の方もどこかで“言われる側”になっています。
“マイナス”に偏った心は常に安心することが出来ません。
感情もひとつのエネルギーで一定の法則が働きます。
プラスの作用はまた別のプラスの作用に働きます。
マイナスの作用はまた別のマイナスの作用に働きます。
私達は知らず知らずのうちに自分を“自分の価値観”で評価せず“他人の価値観”で評価してしまう思考パターンを持ってしまいます。
仕事や勉強に対し懸命に行い、他人から“評価”を受けることで一時的に安心します。
実質的な目的よりも他人からの評価を気にするような思考になっていることが多いのです。
そしてお互い“評価”し合い、競争を強いられるのです。
しかもこのゲームには生きている限り終わりがありません。
被害者は加害者になり、加害者も被害者になりえるのです。
その結果が社会の歪をつくります。
“うつ”や依存症、虐待、自傷、自殺、犯罪など必ずこの作用が働いています。
そのことを理解しない限りこのマイナスの思考ループから抜け出すことは出来ません。