痛みにはその部位に特徴的な意味が含まれていることがあります。
脚や膝関節、足の関節の痛みなどは“歩けない”、前に進めない状況を示していることが多くあります。
坐骨神経痛などもその症例の一つです。
状態を観察すると股関節、坐骨、膝周囲、足関節周囲に強い筋肉の収縮が見られます。
この場合も治療では収縮に関わるエネルギー自体を除いて行くと一時的に楽になります。
ただ根本的なマイナスの精神エネルギーが深く存在していれば症状は繰り返します。
特に日常の生活の中で仕事や学校、家庭などの生活の拠点なる場所での人間関係に多大なストレスを感じていることが多く、自身の感情が抑圧され、内なる怒りや憎しみをはじめ自分の思いを相手に発散出来ず、そのエネルギーが筋の緊張を生じさせます。
身体の歪みのほとんどは身体の筋バランスの偏りによるもので歪みは結果であり痛みの原因ではありません。
人は腹が立った時、物にあたったりします。中には殴ったり蹴飛ばしたりする人もいます。
当然、物は壊れますがこの力は感情の一部が物理的なエネルギーに変化した状態を現しています。
もし感情が身体の内に抑圧されればそのエネルギーは自らに向かって働きます。
相手に対しての自分の意識やアプローチを変えたりすることでエネルギーの流れが変化します。
そのことでなかなか取れなかった痛みが抜けてしまうことがあります。
勿論、骨盤ベルトや足底板などの使用、筋肉を緩めるマッサージなど物理的補助で痛みの軽減も図れます。
痛みのもとになる筋緊張は長期的負荷により関節に長期的な炎症を及ぼし、しだいに関節自体を変形させてしまうほどの力をもっています。
治療は肉体的、精神的な歪を本来あるべき姿に戻すことで症状は回復傾向に至ります