“気と自然治癒力について”-14

性に関すること

性と云うのは大きく二面性を持っています。

それは“愛”と“欲”です。

これは非常に似ているようで真逆の性質を持ち合わせています。

ヨガではタントラ(密教)による修法があります。

これは人間の快楽をもって梵我一如に至る行です。そこには性交により自我を超越し、宇宙(神・ブラフマン)と自我(アートマン)が一体となる行です。

会陰というツボはムーラダーラチャクラの部位でそこには生命の根源力(クンダリニー)が存在し、ヨガ行により、下方からエネルギーが身体内を通ってクンダリニーが頭頂に達したときに自我が超越されると云われています。

性は神に近づく行為であり、あたかも蕾が開いて花を咲かせ、受粉し実をつけるがごとく、生命を生み出す、神聖な行為でもあります。

男性は射精時、極一瞬ですが女性は数分に渡りオーガニズムが持続します。

脳波を調べるとリラックスをしているときに現れるアルファ波のうち周波数の低い領域をスローアルファ波といいますが、その位置で高いポテンシャルのエネルギーを持った状態を覚醒シータ波と呼び、深い瞑想状態の時やインスピレーションを受ける時、またヒーリングを行う時にも表れる波形がオーガニズムでも現れるとのことです。

究極のセックスは神の領域の近くまで達します。

但し、性的なエネルギーは瞬時であり悟りの領域を垣間見る感じがします。

性は肉体の執着から離れることが難しくなります。

意識の次元から高くなるには性的な執着からも離れる必要があります。

アナハタチャクラより上の領域は性から離れた領域に感じます。

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