スピリチュアルヒーリーング

邦訳すると“心霊治療、霊的治療”と云われています。

上記のサイキックヒーリーングと似ていますが使うエネルギーが全く違います。

サイキックヒーリーングでは施術者自身の力を使いますがスピリチュアルヒーリーングはいわば自身の力でなく大いなる霊と術者が繋がり対象者にエネルギーを与える方法です。

大霊、神なるエネルギーは絶対で全てのマイナスをプラスに変えてしまいます。

そのエネルギーはこちらからは(私からは)光として認知出来るのみです。

人的な意識ではありませんのでそこに会話はありません。

術者はあくまでもパイプ役ですので自身のエネルギーはほとんど使わないため疲労はあまりありません。

時間も数分間です。

気の状態も直ぐに変化が出ることが多くあります。

(まれに治療しても直ぐに変化がない時や状態が戻ってしまうことも時としてあります)

自身の力で治療すれば当然、懸命に行いますが霊的治療においてはある意味、おまかせしなければならないところもあります。

シルバーバーチやハリーエドワーズ氏の文献などでは、その方の意識やカルマの状況によって霊的な治療でも状況で変えられないこともあると言われています。

実をいうと私自身、本当につい最近になってスピリチュアルヒーリーングと縁を繋げることが出来ました。

具合の悪い方に意識を向ける、状態を読み取っているうちにこちらから治療しようとする前に相手方の“気”が変化してしまったりするような現象が度々ありました。

自分でもある朝、右肩から首にかけて強い痛みで目が覚めてしまい自分で状況をみると風邪の菌が反応していましたので時間をかけてエネルギーを抜いたのですがあまり痛みが抜けずにいました。

痛みも強く首を右に回すとズキッとした強い痛みがあるため午前中は首を動かさないようにしていました。

ためしに患者さんに行うごとく自分に対してもスピリチュアルヒーリーングを行ってみました。

方法として自分の名前から本人を意識して繋がりそこに祈りのエネルギーを送ります。

自分自身に試したことがなかったので不思議な感覚がしました。

祈りとともに身体の筋肉が緩んでくるのがわかり、痛みがスーと引いてきたのです。

その時点で痛みの7~8割、わずか数分で抜けてしまいした。

首も右にまわせることが出来るようになりました。

さらに夕方にはほぼ痛みは抜けていました。

完全に抜けるまで1日かかりましたが経験上、感染症による痛みは3~7日かかる場合も多くあります。

自分でも初めてのことに驚き、その力を自覚し、実感いたしました。

普通、治療を受ける場合は術者の対話が必要になります。

エネルギーは術者と患者さんの間で交わされ良い方向になるよう行っていきます。

霊的治療においては扱うエネルギーは絶対的なので受ける側の意識がとても重要になっていきます。

このことは神様に祈りを行うことと同様に自身の気持ちを改める必要があります。

スピリチュアル的な治療の意義は病気や痛みを治すことが主なことでなく治療を通して霊的真理に目覚めていただくことでありそのことが理解出来なければ治療がうまくいってもヒーリーングは成功していないと云われています。

ハリーエドワーズ氏は自らの著書“霊的治療の解明”の中で病気の原因について書いておられます。

「肉体的病気の80%が心や内的自我の不調和を原因としていること、同時に、生命について高次の霊的見方をすることが病気の原因を減らすために必要なことは、明々白々なのです。生命に二つの王国(現界と霊界)がもっと密接に関連をもつようになるとき、治療能力は第二の天性となり、私たちが自然に霊的指導に従うようになり、その結果あらゆる病気がだんだん克服されてゆくに違いありません。」

「あらゆる精神障害は霊的な心の中にその起源を持ち、霊的レベルからのみ援助を受けられるのです。こうしたことが精神の不調和が霊的治療によって癒される理由です。その原因が肉体的な心に到達することができるのです。」

そしてシルバーバーチの言葉を引用されています。

「あなたの眼をひとつの目的に向けなさい。それは魂を生命の真の姿に目覚めさせるという目的です。それこそがあらゆる(高級)霊の活動する理由、主たる理由なのです。ほかのことは問題でありません。治療や魂の慰めがうまくいきますと、生きとし生けるものが本来皆宇宙の大霊の一部であること、そして生あるものが過去の遺産を生かし自己の天命を達成するためには、そのことに気付かなくてはならないという神からのメッセージに人々を引きつける結果になります。」

今の常識では病気は医師や医療に携わる者、治療師などが行うことで患者本人は治療を一方的に受けるような捉え方がされています。

しかし病気の大半はご本人からのエネルギーの不和によって生じています。

病気やトラブルはその事実を受け入れ、自らの罪を反省し、人やものに感謝することでエネルギーは回復していきます。

ヒーリーングは患者さん自体にも“どう生きるのか”という責任が与えられます。

ヒーリーングのエネルギーは祈りです。

良き思いを行うことでパワーは強くなるのです。

私は最近、ヒーリーングを行う時に次のような誓いをたてます。

そして患者さんにも了承していただければ読んでいただております。

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「私は今まで未熟ゆえにたくさんの過ちを犯してしまいました。」

「家族、友人、私に関わる多くの方に対して自らの“こころ”の弱さゆえ心なき行動をとり傷つけてしまったことを反省いたします。」

「私の肉体を保つため今までたくさんの命をいただいてきたことに感謝いたします。」

「私のことを支えてくれた家族、友人、多くの方々に感謝いたします。」

「今、私の周りに起きている現実を受け入れ、許し、そして全てが良い方向に導かれることを願います。」

「人として成就に至ることを願い、神の御加護がありますことをお祈りいたします。」

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人の生命には限りがあります。

たとえ最善の方法をもっても生や死(生まれる、死ぬ)ことは人的行為ではどうしようもないこともあります。

しかし私たちは良き方向に向かうべく努力しなければなりません。

そして何が大切なのかを学んでいくのです。

この限りある命を使って。

人には生きる上でお役目をいただくことがあります。

“人の為に何かを行う”損得で考える今の世だと一見、何か損のようにも思えます。

しかしこれは自らの成長のためと思えば非常にプラスのエネルギーをいただくキッカケとなります。

世の中は実は大事なところで助け合って成立しています。

ある意味、みんなお互いさまです。

不安があれば何かにしがみつこうとして力を抜けず、くたびれてしまいます。

それでもがんばっているとしだいに苦しくなっていきます。

家族をはじめ人間関係においても表面で仲良く取り繕うことは難しくありません。

しかしこころの中では自我が常に批判的にはたらいてしまうのです。

本当にお互いに良くありたいと願う、祈ることで自我から距離を置くことが出来ます。

本来の人のあるべき姿を知れば“不安”を手放し、“楽”に気持ち良く生きることができます。

自分も20年かけてようやく少し分かるようになりました。

私自身、生きてきた中でその状況や自身の弱さゆえ家族や縁ある方を傷つけ迷惑をかけてしまいました。

自分も思いや気持ちが強く、自分の感情が抑えられずどうしようもない状態になってしまうことも多々ありました。

ただこの仕事を長く続けることで皆様から多くの大切なことを学ばせていただき、そして”大いなる力”と御縁をいただけました。

より多くの方が自分の人生を自分のこととして”より善き人生”を生きていただければと願います。

20110817ueno

東京都杉並区荻窪にて開院しております
緑治療室-鍼灸マッサージ- 院長・富樫 昭夫のブログです。

Skypeスカイプによる遠隔治療も対応しております。
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下記のフォームよりお願いいたします。
折り返しご連絡いたします。

サイキックヒーリーング

主に術者の精神エネルギーを使って治療していきます。

人はそれぞれ人に固有の波動のエネルギーである“気”を有しています。

普段、人は“気”に接していますがあくまでも表面的にしか感じてはいません。

しかし、人は何か一つのこと打ち込んだりすると精神を集中することでその“気”の波動を感じられるようになります。

さらにその波動からそのエネルギーの量や質、そしてその情報を読み取っていきます。
(物理的に身体の情報を読み解く上でキネシオロジーテストを用いますがこのテストも術者の気持ちが落ち着いていないと判断が難しいです)

“気”からは身体の状態、感情の状態、嗜好傾向や嫌悪意識、病気の傾向、身体に合う食べ物、合わない食べ物、才能、仕事の向き不向きやさらには恋愛や人付き合いなども見ることが可能です。

原理的にはキネシオロジーテストの延長上にあると思います。

実際、リーデングしたことをキネシオロジーテストでご本人に力の入り具合で確認してもらいます。

病気においても感染症、癌的体質、高血圧、アレルギーほかある程度、判断いたしますが病院で検査して確認していただいています。

お使いになっている薬やサプリメント、治療法、食べ物などもみてみます。

また病気や痛みに対し精神的なことに対し、何が関与したり悪化させたりしているのかも診ていきます。

全てはエネルギーがどのように働いているのかをみて、プラスの方に向けて行くようにアドバイスを行います。

さらに“気”は空間的、時間的に超越してみることが出来ますので判断しようとする方に繋がる情報(写真、名前、持っていたもの、身体の一部など)があればリーデングすることが可能になります。

また精神的な疾患やうつ病、広汎性発達障害、不安神経症、強迫神経症、パーキンソンなど脳に関わる疾患には霊的な波動が関わっていることもあります。

さらには家や土地、お祀りされている神様の影響、家系的影響による波動から人に影響しているかも観ていきます。

治療の方法としては、施術者の波動(音叉や金剛杵を用いることもあります)を相手の波動に同調させて波動が安定出来るところまで変えていきます。
この方法は自分自身のエネルギーを使いますので磁気治療同様、疲労します。

またその状態も程度(深度)によりカウンセリングや一時的に対象物(食べ物、持ち物、家や土地、人物など)を除去(離すこと)も必要となる場合があります。

またご本人の意識、考え方、思いなど深く関与するため、早い段階で症状の顕著な改善がみられない場合もあります。

かなり効果的な方法ではありますが事例により原因がつかみ難い場合は治療回数や時間が必要になることもあります。

この方法はあくまでも施術者のエネルギーを使い行うのでどうしても時間的な制限があります。

サイキック治療では空間を越えて治療出来ますので直接治療のほか、遠隔治療も可能です。

磁気治療

スピリチュアル系の治療の説明ではよく使われていますが一般的にはあまり馴染みがない語です。

一般的に説明すると主に“気”を使った治療ではないかと思います。

身体には微弱な電気が流れています。

そこには地場が発生しています。

そこには“固有の波動=気”が存在しています。

病気になるとその地場に異常が生じるため、ある種のエネルギーを使って正常な状態に戻していくことと私は解釈しています。

はり、きゅう、気功をはじめ様々な代替医療が属されるとは思いますが解釈が一様ではないため各療法で個別に判断すると説明が難しいところもあります。

広義では電気、磁気といった物理的治療も入ると思いますが主として術者が患者にある種“気”をはじめとする固有エネルギーを直接、施して行う治療といえます。

物質的、化学的治療

身体をあくまでも物質的なものと捉え、科学的見地に基づいて治療します。

現代医学の内科、外科などその分野は多岐にわたり感染症、外傷、癌などの組織変異、アレルギーや自己免疫疾患などによる炎症など多くの疾患に対応されています。

また産科、歯科、眼科、耳鼻科、循環器、消化器等々、近年に至っては身体の部位ごとに専門科され細分化されています。

最近では遺伝子の研究が進み、医学はまさに神の領域に踏み込んでいくようです。

精神医療においての治療は主に薬物とカウンセリグ、行動療法など行い身体的、心理的に研究せれています。

診療分野は精神疾患のほか、依存症、認知症、自閉症、発達障害やうつ病、家庭問題など、その疾患や相談は以前より幅広く行われています。

物質的には最も有用な治療といえますが近年、薬物に対しては有用性に疑問視されているところもあります。

扱う事例でも肉体的、精神的な分野まで幅が広く画一的な治療では難しい症例も多いと思います。

スピリチュアル的治療について

スピリチュアル的に人は3層のエネルギーが存在していると云われています。

・肉体的エネルギー

・精神的エネルギー(アストラル体)体表より少しはなれた部位

・霊的エネルギー(エーテル体)アストラル体よりもう少しはなれた部位

肉体的、精神的、霊的な各層で障害があるとそのエネルギー領域で異常を生じます。

治療といっても各層にアプローチするにはさまざまな方法があります。

さらなる意識の進化

ひとりひとりが意識の進化する、大きくなれば世の中全体が進化する。

そしてそこには争いななく、お互い人と人とが安心して暮らせる社会をつくることが可能なのです。

ただし管理された社会ではありません。

みなさんの“こころ”が自ら望んで“お互いが信頼を持った社会”をつくらなければ成し遂げたことにはなりません。

権力によって支配されれば“気”は流れず一定の不満のエネルギーが充満しやがて社会は崩壊してしまいます。

人と人とが安心しあえる社会、イエスが説いた“神の国”を私達は作れる資質をもっているのです。

さらなる高次元に向かうため我々はさらに個人的にも社会的にも意識を高めていく必要があります。

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幸せとは

人にとって幸せを感じるときはどんな時でしょうか。

欲しいものが手に入ったとき、おいしいものを食べた時、何かを成し遂げたときなどに感じると思います。

しかしその感情はあくまでも一時的です。

本当に深いところで気持ちが安心し、嬉しいと感じられるのは人と人との思いが通じた時なのだと思います。

性的な良い関係も快感により肉体から精神は解放され、神の領域に達することもありますがほんの一瞬にすぎません。

イエスがお伝えになられた神の国は人と人との本当に信頼された心の間に存在します。

そこは次元や空間や時間をもこえたエネルギーと繋がる領域が存在するのです。

その絶対的なエネルギーはすべてのマイナスをプラスのエネルギーに昇華いたします。

そこは神の領域に至る“楽園”なのです。

そして私達ひとりひとりは“祈り”によってその高次元の絶対的なプラスエネルギーとつながることも出来るのです。

まさしく神は近くに存在しています。

ただ真理を知ろうともせず欲に従えば自らが神のもとから離れてしまいます。

自分で自分のこころの動きがわからないと自ら作り上げられた感情に支配され行動し“苦”から逃れることが出来なくなります。

私達は自分の意識がどう働き、どう思い、どう行動するのか理解していません。

結果的に相手も自分もマイナス的な状態に至っていきます。

イエスはそのような人を“わからないひと”といい、ブッタは“無知(無智)なひと”といっています。

そこで大切なのはそのことに気付き、反省し、真理を学ぶことです。

人生にはそのための時間が与えられています。

しかしそのことに気付かなければやがて大切な事を学ばずに老いて死んでいきます。

生きているということはそのチャンスが今、現在も与えられているのです。

人は自ら考え自分を変えていくことが出来る存在なのです。

いわばこの世界において進化の“進んだ存在”であり、そしてさらに“進化すべき存在”なのです。

そして多くの知りえた方が云うように私達のこころの奥には神性や仏性が存在しているのです。

エネルギーの法則

身体と心は気のエネルギーによって関与しています。

身体は“気”によって統制され“気”は意識によって変化します。

ご自身の思いが“気”を通じて身体に変化を与えます。

マイナスの思いは気の流れと止め、エネルギーを弱めていきます。

プラスの思いは逆に気の流れを良くして、エネルギーを高めていきます。

気は基本的にエントロピーの法則と同様、自由と解放にエネルギーが向かいエネルギーは力を増していきます。

逆に統制、管理、抑圧されるとエネルギーは止まってしまい弱くなります。

これは万物の法則なのです。

いかなる事もこの法則が働きます。

もちろん身体にもその法則に従っています。

病気は気の病と書きます。

病は“疾しい(やましい)”の語にあたります。

別の語だと“疚しい”と書きます。

広く解釈をすると“こころがスッキリしない”状態なのです。

強いストレスや心配事や自己嫌悪があれば身体の“気”は流れにくくなりエネルギーも弱まってしまいます。

病気はマイナスのエネルギーから生じます。

いろいろな問題もマイナスのエネルギーが作用しあって生じます。

その最大なるエネルギーは私達のこころに存在する“不安”からなのです。

人は“不安”からのがれようとお互い支配しようとします。

支配、管理してもお互いが信用できなければ、さらに“不安”は強くなります。

こころが根本的に不安によって支配されることで、あるものは怒り、戦い、あるものは自信を失いあきらめ無気力になります。

社会的にも個人的にも良い状態を創ろうとするならこのエネルギーの法則を知らなければ成就しません。

何か大切なことを成し遂げなければならないとき、ある程度までは管理した状態が優位に働きますがそこから超える場合にはプラスのエネルギーが必要となります。

何か大きな行いをするには大いなる喜びや感動を持たずして事は成し遂げることが難しいこともあるでしょう。

個人の意識と波動

話を個人の領域に戻します。

全てのものに波動があります。

物にも固有の波動があります。

人もそれぞれに固有の波動を発しています。

今ここにある方の名刺があるとします。

その名刺をリーディングしようとするとその方の固有の波動が感じられます。

自分の意識をその波動に合わせるとその方の感情が伝わってきます。

波動を合わせることでこちらからの問いかけもある程度答えてくれます。

時には気の流れや病気の状態や思いなど判断いたします。

その固有の波動はその方の意識の状態を現しています。

個人の意識の中には経験とそれに伴う感情が多量のデータとして存在しています。

私達はその集合体を自分として認識してしまいます。

そこにはプラスもマイナスも混同した一つの固有波動のエネルギーを創り、そして外界に自身の意識と関係なくエネルギーを発しています。

自分の波動は自分の意識が作っているのです。

エネルギーはプラスに働けばお互いの関係は良い方に発展します。

しかしマイナスに働けばトラブルが生じます。

人の意識が物に転写されれば物の波動は変わります。

材質は同じでも固有のエネルギーは変化します。

そして物と繋がる人の思いや念も変化すれば物の波動も変化します。

例えるなら色と似ています。(色も固有の周波数の波長です)

いくら綺麗な色でも多くの色を混ぜ合わせると組み合わせによってはじめの色と全くことなる色になります。

もし綺麗な色を組み合わせてもそこに黒を入れれば暗くなってしまいます。

たとえ特定の人へのマイナス感情、怒りや憎しみ、怨み、許せない心など持つことで貴方からそのマイナスなエネルギーは常に発してしまうのです。

自分では意識していませんが周囲の人とエネルギーのやり取りをしてしまいます。

人と人があえば必ずそこにエネルギーの地場が発生します。

人は自分では気が付かない潜在意識の領域でお互いの関係を認識しているのです。

相手の発言や行動に対しこころは反射的に感情を発し、そのエネルギーに動かされて相手に対し言葉を発してしまいます。

言葉の中には一見、理論的、論理的にみえても相手に対して攻撃的な側面もよく見受けられます。

ご自身がもし強いマイナスの感情をもっていれば、自分でも意図していないところで同様なエネルギーを持つ人と関わってしまいトラブルが生じてしまいす。

瞬発的反射的な感情には必ず意味があるのですがその感情を自身で認識することは難しいと思います。

人は自分のこころを理解、分析しなければ自分自身の感情に飲み込まれてしまい、結果として自身の気持ちに反して周囲から孤立していってしまいます。

意識の進化

進化の過程において身体だけでなく脳が創られていくことで生物は意識を持つようなりました。

これは進化の過程で驚異的な出来事なのです。

意識を持つことは自らの状況を自らが変えることが出来る能力なのです。

生物は人に至りお互いの関係を言葉に表し、やがて社会を形成していきます。

そして文化を築きます。

私達の先祖は”神”とともにありました。

神の存在が自然を支配し人間はその恩恵を受け生かされていたのです。

しかしある時を境に人は神から遠ざかり自分たち本位の社会を築いていくようになりました。

それは親から子が離れるごとく自然の成り行きだったと考えます。

神から離れた人間は神に対しても恐れや不安を抱き、苦しみを自覚することとなります。

いまから数世紀前に苦しみから逃れる術を解いた方々が現れます。

しかし宗教は時代とともに改ざんされてしまい、大切なことが人々に理解されず権力や政治の道具に至ってしまいます。

そして人々は自分が何者であるかも解らず多くの過ちを犯し、未だ成就出来ないでいます。

現在、私たち人間は進化の過程において肉体的変容から精神的変容に移行しているのではないかと思います。

我々の身体はとてつもなく長い時間をかけて進化してきました。

しかし精神的な成長はまだ時間が必要なのかもしれません。

とは言え、さほど遠くない未来にもしかすると人類は大いなるこころの発展を遂げるかもしれません。

私たち人類が地球をひとつの場として人種、地域、宗教、習慣などお互いを認め合い信頼し合える関係をもったときに社会は融合しひとつの意識集合体への過程の段階をすすめることが出来るのかもしれないのです。