静かなところで暫し目を閉じて気持ちを鎮めていきますと頭の中に沢山の考えが出て来ます。
日常の諸々な事、心配事、家族の事、仕事の事、周りの人の事、自分の気持ち、人から言われた事、様々な思いが次々と浮かび、頭の中を止めどもなく湧き上がってきます。
さらに現在の事柄から過去の記憶や思い、そして感情も湧き上がってきます。
多くの出来事、思い、感情がこころの中で交差し気持ちも安定しません。
普段、自分ではあまり意識していないことでも多量な情報と思いが自身の中に存在しているのです。
日常、考えている事、思っている事は意識の極一部です。
自分の志向“好きか嫌いか”は脳に蓄えられた沢山の情報の中から選択された記憶の中の感情が働き、はじめて自己意識として認識されます。
時には自分でも理由が解らず感情が働いてしまうことも多々あります。
強い感情は時として自分でも思わぬ行動を示してしまうことさえあります。