能力開発について

瞑想など、リラックス下で精神統一を訓練すると心地良い状態で脳は覚醒状態を保ち、集中が出来るようになります。

これはアルファ波領域で脳波のポテンシャルが上がる時に生じます。

この状態は訓練することで日常でもインスピレーションが湧いたり、自分の力を最大に発揮したりすることが出来るようになるようです。
実際、能力開発の手段として多くの研究機関やセミナーなど活用しています。

さらに波長が低くなりスローアルファ波以下の領域でポテンシャルが高くなると覚醒シーター波と言って、深く、良い瞑想出来た時や、一瞬ではありますが性的なオーガニズムに達したときなど、一時的でも自我からの解放した領域に入る状態ではないかと考えられます。

ただし脳波の研究分野においては一般には睡眠領域に至るため重要視はされてないようです。

余談ですが何かが変化するときに独特な空間が一瞬、生じます。
陰と陽、幽と顕(死と生)、昼と夜、睡眠と覚醒、といった次元が変化する時、とある状態で通常では見ること、感じることが出来ない“何か”を意識(脳)は感じ得ることがあります。超常的な領域で何かが関与するのではと思いますが脳波の研究においてはタブーとのことのようです。

注;脳の疾患でも特徴的な脳波が出現するとのことです。特徴的な異常があれば医療機関で検査されてください。

治療時における脳波の変化について

治療中、施術者と患者さんとの間に脳波がシンクロする現象がみられます。

殆どの場合、患者さんは緊張傾向にあります。

簡単に脳波を説明いたしますと精神的緊張の強い順に波長が高く、ガンマ波、ベーター波、アルファ波となり、さらに低くなるとシーター波、デルタ波となり睡眠状態になります。

通常、仕事などで緊張している時に脳波はベーター波領域からさらにはガンマ波領域に有ります。

緊張が強すぎると脳波自体、測定出来ないこともあります。

ベーター波領域は普段、仕事などをしている状態で、ある程度の緊張状態で集中されている状態です。

短期的集中では、仕事がはかどり、気持ち的にも良い状態ですが長時間行っていると疲労も強く感じるようになります。

ベーター波より波長の低いアルファ波はよりリラックスした状態です。
アルファ波はファースト、ミッド、スローと3段階に分かれています。
波長が低くなると、よりリラックスした状態となります。

治療者側が、もしアルファ波領域で治療を行うと治療者と患者さんの脳波がシンクロして患者さんの脳波がリラックス状態であるアルファ波領域に移行していきます。

さらにリラックスが進み、アルファ波領域より波長がさらに低くなれば、シーター波領域に入り、うとうとしはじめ、さらに波長が低くなればデルタ波領域に入り熟睡してしまいますが深いリラックスは治療時において自律神経に逆に影響を与えてしまい、あまり良いとは言えない感じがいたします。

通常はある程度、リラックスすることで疲労が回復して心身とも楽になります。